ワーママおうえんブログ
徒然なるままに

お金は使ってなんぼの話

アリとキリギリスの絵

DIE WITH ZERO

面白い本を見つけました。「DIE WITH ZERO」「ゼロで死ね。」です。
ちょっと怖い題名ですね。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール [ ビル・パーキンス ]価格:1,870円
(2022/6/30 12:06時点)
感想(19件)

イソップ童話の「アリとキリギリス」のお話、ご存知ですよね。夏の間、アリが一生懸命働いている中、キリギリスは音楽を奏でながら遊んで暮らしていた。そして冬になり、アリは蓄えていた食糧のおかげで生き残り、キリギリスは飢え死にしてしまった。真面目に働かないといけないよ。というお話です。もっともですね。でもこう思いませんか?・・・アリはいつ遊ぶことができるのだろう・・・?アリは幸せなのかな・・・?
この本をざっくり言うとこんな感じです。

お金は「今しかできないこと」に使え!

お金の価値は年齢と共に低下する!

お金は使い切って(0で)死ね!

老後2,000万円問題と現状

多くの人が死ぬまでお金を貯め続ける

老後2,000万円問題というのがありましたが、多くの人が働けなくなる老後に向けて一生懸命に貯金をしていると思います。定年までにコツコツと2,000万円の貯金を目標に頑張っている人も少なくないのではないでしょうか。かたつむり母も「趣味は節約と貯金」ですからね♪

そして定年になり、さあ、貯めていたお金を使うぞ!!ってステージになっても、多くの人が節約して年金までも貯金しようとするそうです。昔、一世を風靡した100歳の双子のおばあちゃん「金さん銀さん」が「出演料は何に使いますか?」と聞かれて「老後の蓄えにします。」と答えた話は有名ですよね。(リアルタイムで知ってますよ♪)死ぬまでお金を貯め続けて、死ぬ時に一番お金持ち♪なんて人も多いそうです。

なぜ人はお金を残して死ぬのか

では、なぜ人は苦労して貯めたお金を残して死んでしまうのでしょうか。

「年を取ったらあまりお金を使わない」

「いつ死ぬかわからない」

「子供に残してやりたい」

この3つが主な理由ではないでしょうか。
「年を取ったらあまりお金を使わない」これは本当らしいです。住宅ローンや教育資金などの大きな支出が減り、家族も少なくなってきたら生活費も少なくなるようです。

「いつ死ぬかわからない」問題。ここが難しいですよね。いつ死ぬかわからないから不安で貯金をする。「子供に残してやりたい」もわかりますよね。

お金は今しかできないことに使った方がいい


例えば20歳の時に100万円かかるインド旅行に行きたいと思ったとします。でも旅行に行けば100万円が無くなる。だから行くのを我慢して100万円を貯金しておく。やりたいスポーツがあったとします。道具を揃えるのに30万円かかる。30万円が無くなるからやりたいことを諦めて30万円貯金しておく。でもちょっと待ってください。80歳になってからその100万円や30万円があったからといってインド旅行や新たなスポーツにチャレンジできるでしょうか。浪費に使うのは良くないけれど、経験になるような事にはお金を使うことは意味のあることではないでしょうか。若い頃に行ったインド旅行の経験は、きっとその後の人生を豊かにしてくれることでしょう。新しくチャレンジしたスポーツでできた友達も、きっとその後の人生を楽しく豊かなものにしてくれることでしょう。

お金の価値は年齢と共に低下する

20歳の時に手にした自由に使っていい100万円と80歳の時に手にした100万円では価値が違う気がします。80歳でベッドに横になった自分が20歳の自分に声をかけることができたとしたなら何というでしょうか。「その100万円、私(80歳の自分)に置いといてくれなくていいから、インド旅行行ってきてー!楽しい思い出を思い出させてー!」というかもしれません。若い時に経験した旅行の思い出はその後何度も何度も思い出します。TVで自分の行った場所が放映された時に嬉しくなった経験ありませんか?経験はその時だけでなく、「思い出」という配当金をその後ずっと受け取り続けることができるんですね。

お金は使い切って0で死ね

一生懸命やりたくない仕事をしてお金を貯める。そしてせっかく貯めたお金を残して死んでしまう人が多い。死ぬ時が一番お金持ち、数千万〜億のお金を残して死ぬ人も珍しくない。
例えば1000万円を残して死んだ人は1000万円分の経験をするチャンスを残して死んだのと同じだということです。お金はともかく、一生懸命使わないお金を貯めて働いた時間=人生を無駄にするのはもったいないことです。

かたつむり母はどうするか

さてさて、納得はしたものの、かたつむり母はやはり0では死ねない気がします。0で死ぬのはやはり心もとない。子供と「こ、このお金は何か困ったときにお使い・・・。」「うっ・・・母ちゃん・・・。」というやり取りをして死にたい。
そもそもキリギリスは計画性なさすぎだし、アリはもう少し人生を楽しむべきです。バランス良くありたいですね!

もしもの「アリとキリギリス」

イソップ童話の「アリとキリギリス」最後はキリギリスが飢え死にしてしまったと思うのですが、

アリ、冷たくね?

まあ、戒めというかわかりやすくするためだとは思うのですが・・・。ハッピーエンドが好きなかたつむり母。もしも・・・のバージョンを考えてみました。

冬が来て、食べ物を求めてアリの家にやってきたキリギリスはこう言います。
「アリさん!夏の間は手伝えなくてごめんね。ご苦労様・・・!僕もずっと練習していた曲がついに完成したんだ。冬ごもりの娯楽として聴いてほしい。曲名・・・「バランスが大事」」
「キリギリスさん、ちょうど退屈していたんだよ。さあどうぞ。まずは腹ごしらえをして、素敵な曲を聞かせておくれ!」
アリとキリギリスは美味しいご馳走と素敵な曲で冬を楽しく過ごしましたとさ♪

なんていうのはどうでしょうか。前提としてキリギリスが「働いているアリはバカだ。」なんてディスっていたのであればダメですよ!「働くこと」「遊ぶこと」どちらを選んでもいいけど、その前にどんな時も「相手を思いやる気持ち」を大切にしたいですね♪

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